南三陸町(城宮)へ庄内米10トン
被災地の子どもたちに
お米と笑顔を届けよう
佐藤町長に手渡す
横浜の保育園関係者ら
「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届けよう」―横浜市の保育園と山形・庄内農民連が取り組んでいる支援米。すでに届けている岩手・陸前高田市に続き、6月13日には宮城・南三陸町へ10トンの米を贈るため、横浜から6人の保育園関係者を含め、総勢24人で佐藤仁町長を訪ねました。
太平洋岸に沿って車を走らせ、山間を抜けた瞬間、一面のがれきの光景に「え〜!」と大きな声が…。川に沿って押し寄せてきた津波の惨状に、言葉がありません。営みや暮らし、家族が一瞬にして失われた人々が、いま復興にむけて懸命に生き抜いていました。
町役場の仮庁舎となっているベイサイドアリーナで贈呈式が行われ、根岸星の子保育園の井上ま津江理事長が目録を読み上げ。佐藤町長に手渡しました。続いて同保育園の荒川敬子園長が「自分たちも何かしなければと思い、被災地の子どもたちに庄内のお米を届けようと取り組んでいます」とみんなの思いを伝えました。佐藤町長から「全国からの支援に感謝します」と、お礼のあいさつをいただきました。
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佐藤町長(右端)にお米を贈る保育園のみなさん |
「食はいのち」との思いで子どもたちに米を届けようと立ち上がった横浜の保育園の取り組みは、いま20の保育園に広がっています。9月までに、陸前高田市の10トンとあわせて20トンの米を子どもたちに贈ります。
(山形・庄内農民連 菅井巌)
(新聞「農民」2011.7.4付)
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