がんばっぺえよみがえらせよう塩害田んぼ吸収力強いトウモロコシ種まく
陸前高田市(岩手)で自治労連自治労連は、岩手県陸前高田市に「支援センター」を設置し、4月22日から全国の仲間による本格的なボランティア活動を始めました。連日、数十人の自治労連の組合員が、行政と市民を結ぶ接点となっている区長や自治会長へ「広報」を届けるなど、その専門分野や自治体労働者魂を発揮してボランティア活動を旺盛に繰り広げ、地域の方々との信頼関係を築いています。
農民連から届く支援センターのある矢作地区では、最初は遠慮していた人たちも、自治労連ボランティアが支援に入って、家や田畑がきれいになっていくのを見て、“ボランティアにお願いしよう”という機運が広がり、希望につながっています。
そのひとつとして、ボランティアに来ていた「チーム福岡」のメンバー(九州大学の学生)から、「来年にも稲作ができるように、塩分の吸収力が強いというトウモロコシとヒマワリを田んぼにまこう」と提案がありました。さっそく「塩害対策の会・タネっこをまくべえ」の会をたちあげ、自治労連も相談に加わり、トウモロコシとヒマワリの種子の一部が、依頼した農民連から現地に届けられました。
市長も参加して種まきは6月4、5の両日、住民やボランティアら300人ほどが集まって盛大におこなわれました。戸羽太市長も参加し、人間の力のすごさを実感したことや、地域のみなさんの農地再生への思い、ボランティアへの感謝の気持ちを述べ、「何としても復興させよう」と力強く復興への思いを語りました。自治労連ボランティアの音頭で「タネっこ根付くように、がんばっぺえ、がんばっぺえ、がんばっぺえ!」と、子どもたちを中心にみんなでトウモロコシの種を田んぼにまくと、参加者みんながとてもいい笑顔になりました。 今後も、農民連のみなさんはじめ、全国の仲間と連携しながら被災地を励ます楽しい取り組みを続けていきたい。この夏、みんなで陸前高田市にヒマワリを見に行きましょう。 (自治労連本部 松繁美和)
(新聞「農民」2011.6.27付)
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[2011年6月]
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