沖縄・米軍ヘリパッド
建設中止を求めるつどい
東京で交流
防衛省は、住民の反対をよそに、アメリカの“要請”を受けて昨年12月、沖縄県東村の高江地区に米軍ヘリコプター基地建設を強行しました。防衛省は、3月から「ノグチゲラなどの野鳥の営巣期間」を理由に、建設資材の搬出や伐採などの工事を中止していますが、早ければ7月から工事再開を強行しようとしています。また米軍は、何度も墜落事故をおこしている最新鋭輸送ヘリコプター・オスプレイの配備をねらっています。
6月1日、安保破棄実行委員会が主催して、「高江ヘリパッド建設の中止を求めるつどい」が国会内で開かれ、約50人が参加しました。
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沖縄出身の女性から寄せ書きをうけとる伊佐さん(右)と高橋さん |
3年半にわたって座り込みを続けている現地沖縄の「ヘリパッドいらない住民の会」から、伊佐真次さんと高橋昌弘さんが参加し、たたかいの様子を報告しました。伊佐さんは「防衛省と交渉したが、再開時期は『答えられない』と教えようともしない。まったく失礼な話だ」と批判。高橋さんは「最近まで何も知らずに生活していたが、高江の自然がこわされることに気づき、運動の手伝いをしている。これは、未来につながるたたかいだ」と決意を述べました。
参加者は、「工事中止を求める要請」署名を全国で集めることや、現地座り込みへの支援などに取り組むことなどを確認しあいました。
(新聞「農民」2011.6.20付)
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