「農民」記事データベース20110613-976-14

日本母親大会で
農村のお母さん交流会

広島にきんしゃいね!

成功へ向けて活発に意見交換

関連/米の安定供給ぜひ


農民連女性部中国ブロック

 「広島にきんしゃいね!」―今年の日本母親大会は7月30、31の両日、広島市で開催されます。農民連女性部は、大会とあわせて開かれる「農村のお母さん交流会」を成功させようと、5月26日、広島市で中国ブロック交流会を開きました。

 農民連女性部の藤原麻子さんが、「1986年の日本母親大会で初めて『農村のお母さん交流会』が行われ、本当に語り合う仲間と出会い、励ましあいながら、ひとりぼっちの農村女性をなくしていこうと運動をすすめてきました。これが女性部結成の原点です」と、交流会成功の意義を報告。また、常任委員の坪井貞夫さんが「物産展や交流会への参加を呼びかけながら、農民連の仲間をおおいに増やしていこう」と呼びかけました。

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母親大会と交流会の成功に向けてがんばる女性部のみなさん

 そして「中国ブロックの農民連が協力し合いながら、多いに販路を広げていこう」との提起を受け、参加者で意見交換をしました。広島県の矢山みほ子さんは「物品販売をしながら参加費を集めています。加工をがんばっている仲間がたくさんいるので、声をかけあい参加を広げていきたい」と述べ、島根県の長谷川直美さんは、「子どもの小学校の先生に声をかけるなど、多くの知り合いに参加を呼びかけている」ことを紹介。岡山県の山本幸子さんは「岡山のおいしい桃を全国の人に食べてもらいたいので、販売方法を検討しています」と取り組みを話しました。中国ブロックでは「作って、売って、希望を広げる」挑戦がはじまっています。

【農村のお母さん交流会】
▼ とき 7月30日(土)午後6時から
▼ ところ 神田山荘(広島市東区)Tel 082(228)7311
▼ 参加申し込み先 農民連女性部 Tel 03(3590)6759まで(締め切りは7月5日)


米の安定供給ぜひ

婦団連

農水省に要請書提出

画像 日本婦人団体連合会(婦団連)は5月31日、東日本大震災をふまえて「米政策の抜本的見直し」を求めて、農水省へ要請書を提出しました。

 堀江ゆり会長は、「昨年12月の婦団連の総会では、TPP参加に反対する決議を採択しました。今秋、米不足を口実にしたTPP参加は絶対に認めることはできません。主食の米が不足してパニックが起きないよう誠意をもって対応してください」と要請しました。

 また、農民連女性部の高橋マス子副部長は、「震災被害にあった農民にはしっかりとした援助が必要です。米の作付けができなかったり田植えが遅れている地域が多く、現在の備蓄量で本当に米の需給に国が責任をもっているといえるのか。いますぐ、米政策を転換し国民に安定供給する手立てをするべきです」と訴えました。

 全労連副議長の柴田真佐子さんは「気がついたらお米が買えないなどということにならないよう、安心してお米が食べられる状況をつくってほしい」と求めました。

(農民連女性部 藤原麻子)

(新聞「農民」2011.6.13付)
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2011年6月

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