宮城農民連が「農業相談」田んぼに海水 補償は?
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親身に相談にのる鈴木事務局長(左端) |
炊き出しには、山形県農民連の庄内産直センターと、横浜市の戸塚みどり保育園から6人の保育士さんが応援。初めて参加した小路口(こじぐち)桃子さん(24)は「被災者の方は精神的な不安を抱えていても、『おいしかったです』と明るく声をかけてくれて、元気をもらいました」と感想を寄せました。
近所に住み、民主商工会に相談に来たという佐藤はつよさん(75)は「庄内と聞いて、なつかしさを覚えます。温かい豚汁は助かります」と笑顔で話しました。
まとめの集会で、支援センター代表の鈴木新さんが「農民連のみなさんの炊き出しは、被災者の力になり、元気を与えています」とあいさつしました。
午前中は、各省庁前で要求行動。原子力政策を推進する経済産業省前では、農民連の吉川利明事務局次長が、震災と原発事故で苦悩する農家の現状を語り、「原発推進の政策を改め、太陽光、小水力など自然エネルギーの活用を。TPP参加を断念し、食料自給率の向上を」と訴えました。
福島県労連の代表も、農林漁業をはじめ、商工業、観光業が重大な被害を受けている福島県の状況を報告し、「原発事故の早期の収束、被害への全面補償なくして真の復興はありえない」と抗議しました。
午後から日比谷野外音楽堂で中央総決起集会が開かれ、各団体の代表が「すべての労働者の賃上げで景気の回復を」「復興財源を口実とした消費税増税反対」などと口々に訴えました。
[2011年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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