福島 浜通り農民連 6月から自力で
農民連の新聞配送復活します
所在不明の読者探し当て“頼りになる”と喜ぶ声
福島・浜通り農民連は、地震と津波、そして原発事故のなかで、会員・新聞「農民」読者の所在がわからなくなり、震災後、新聞「農民」を届けることができませんでした。
事務局長の中井信也さんらは、この2カ月半の間、避難を余儀なくされるなど被災したにもかかわらず、会員・読者への支援を続け、行政の援助も受けながら、会員・読者の所在を一人ひとり探してきました。そして、県外に避難している人も含め、震災前の読者数の9割方、所在が確認できました。
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避難所で会員・読者の所在をたずねる中井さん(左) |
6月の配送から、200部以上、自力で読者に新聞を届けることができるようになります。
中井さんは「みんなの協力で、やっとここまで来れた。『今度から新聞を届けるよ』って話したら、『仲間のことを知るってことは、本当に楽しみだ。待ってるよ』『これから損害賠償もしなくちゃなんねえ。正確な情報がほしかったんだ。頼りにしてるよ』と言ってくれる。本当にうれしい」と話し、声も弾んでいました。
(新聞「農民」2011.6.6付)
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