「農民」記事データベース20110530-974-09

米粉の魅力
まるごといただき!

めざせ「米粉名人」


 米や雑穀の粉の利用は、奈良時代に遣唐使によって、中国から唐菓子が伝えられたのが始まりでした。この唐菓子が伝わって以降、穀物を加工した日本の菓子が始まり、江戸時代には、神社、仏閣へのお供えや、公家、大名などの御用菓子といった茶の湯とともに美を追究した和菓子が地方に広がりました。

 一方では、それぞれの土地の気候風土で育った産物を生活の中へ取り入れた菓子が発達しました。その主原料が、米をはじめとする穀物の粉でした。穀物を粉末とすることによって、粒食ではできない食の豊かさが生み出され、日本独自の食文化の担い手となってきたのです。

(おわり)


米粉クレープ

 材料
米粉3/4カップ、片栗粉大さじ2、卵3個、砂糖1/4カップ、または塩ひとつまみ、牛乳1カップ、サラダ油適量

 作り方
(1)ボウルに卵を入れ砂糖(または塩)を加えてよく混ぜる。米粉と片栗粉を入れ、さらに混ぜる。
(2)(1)に牛乳を3回に分けて混ぜいれる。
(3)温めたフライパンにうすくサラダ油をしき、1/4カップのタネを入れ、フライパンいっぱいに薄く広げる。
(4)中火で焼く。タネの表面が乾いたらひっくり返し、火を止める。
★お好みの具を巻いたり、ジャムをつけたりしていただく。

ピーマンのチヂミ

 材料(4人前)
ピーマン4個、カラーピーマン(赤・黄)各2個、玉ねぎ1/2個、干し桜えび30グラム、
A だし汁3/4カップ、
米粉100グラム、片栗粉50グラム、卵1個、おろしにんにく(お好みで)小さじ1/2
B 酢大さじ4、しょうゆ大さじ2、炒りゴマ(白)小さじ1、一味とうがらし小さじ1、砂糖小さじ1、塩、サラダ油、ごま油

 作り方
(1)ピーマンとカラーピーマンは縦半分に切り、へたと種を除き、横に薄切りにする。玉ねぎも横に薄切りにする。
(2)ボウルにAのだし汁と米粉を溶き合わせ、残りの材料と塩少々を加えてよく混ぜる。(1)も加え混ぜる。
(3)フライパンにサラダ油、ごま油各大さじ2を熱し、(2)を流して丸くひろげる。上に桜えびをちらす。
(4)(3)がカリッと焼けたら、裏返して同様にじっくり焼き、中まで火を通す。
(5)(4)を食べやすく切って器に盛り、混ぜ合わせたBのたれにつけて食べる。

(新聞「農民」2011.5.30付)
ライン

2011年5月

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