「農民」記事データベース20110523-973-05

国民平和大行進スタート

核兵器廃絶求め一歩一歩

大震災被災者 福島県農民連・三浦さん訴え

関連/福島支援の甘酒完売


 「今年は特別な平和行進です。原発はいらない! 核兵器廃絶を求めて一歩一歩踏みしめ、広島・長崎をめざそう」―今年も国民平和大行進がスタートしました。

 5月6日、東京・江東区の夢の島にある第五福竜丸平和記念館前には、農民連をはじめ各団体の旗や横断幕を持って約700人が集まりました。

画像 被災地から参加した福島県農民連の三浦広志さんは、「私の田んぼは放射能で汚染され、もう米づくりはできません。でも、命をはぐくむ農業を続けていきます。今度の大震災で、原発と人間は共存できないことがはっきりしました。これは福島だけのことではありません。みんなで原発をひとつひとつなくしていきましょう」と訴えました。

 また、千葉県農民連の石橋正さん(旭市)が育てた花「スターチス」1000本が参加者に配られ、「花を持って行進しよう。売り上げは被災地にカンパします」と呼びかけられました。

 すべての自治体の通過を目標に、広島・長崎をめざす国民平和大行進。農民連の旗をリレーして「被災者に全面補償を!」「核兵器・原発はいらない!」の声を広げましょう。


第82回中央メーデー

福島支援の甘酒完売

JA全中から初のメッセージ

画像 「東日本大震災の被災地支援、福島第一原発事故の早期収束と被害補償」「国のあり方を変える『TPP参加』『地域主権改革』反対。国民いじめの消費税増税反対、社会保障制度の充実を」などをメーンスローガンに第82回中央メーデーが5月1日、東京・代々木公園で開かれ、2万1000人が集いました。農民連も集会、デモに参加したほか、原発被害に苦しむ福島救援のため甘酒を販売しました。

 全国農業協同組合中央会(JA全中)から初めて茂木守会長名のメッセージが寄せられ、「TPPに改めて断固反対の立場を表明する。震災を受け、地域の農業と雇用の重視など新たな国のあり方を発信すべきだ」と読み上げられました。

(新聞「農民」2011.5.23付)
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2011年5月

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