農のこころ丸山美沙夫
春の田の水分(みまくり)石の乾きなほ 斎藤 夏風 『俳壇』誌から。「水分石」は田水を分水していく所で利用する石である。先人から引き継がれてきた大事な石であろう。作者はそこに焦点をあてて詠む。田起しが終え、代掻きのはじまる頃にその石が堰にしっかり据わる。個々の田に水を引き入れる所にも「水口(みなくち)石」などが用意される。大切な農用水を引く知恵が。
(新聞「農民」2011.5.16付)
|
[2011年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会