農のこころ丸山美沙夫
畝立ての人陽炎を四方にせり 斎藤 夏風 『俳句』誌から。春の日差しが強まる頃、畑の作業もいよいよ忙がしくなる。耕して直播きする物もあるが、苗を育て植付けする野菜も多い。地面から暖まった空気が上昇して、そこに冷たい空気が流れ込む。その空気の温度差と光の屈折から見えるゆらぎである。「畝立て」作業をする姿が、そちこちに活気づいていく。
(新聞「農民」2011.5.2付)
|
[2011年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会