「農民」記事データベース20110502-971-02

米・野菜・果物など300トン(3000万円相当)

農民連
すぐ被災地へ飛び救援物資次々

避難者の要望に沿って

関連/農民連に寄せられた募金 各団体・個人から1000万円超
  /大震災救援募金 ご協力ください


 大震災発生から1カ月余り。全国の農民連は震災後、ただちに支援に立ち上がり、米や野菜などの農産物を被災地に届けてきました。4月20日現在、37の都道府県連から米で約33トン、みそ約1トン、肉約500キロ、たまご約2500キログラム(4万5000玉)、野菜約30トン、果物約20トンなどが被災者に届けられました。合計で約100トン、金額ベースに換算すると約3000万円分にも相当します。

 届け方もいろいろ。関東や近畿、四国はブロックで協力してまとめて運んだり、福島、神奈川や山形のように、大なべなども持ち込んで豚汁やギョーザ、餅(もち)つきやそばなど被災者の要望に沿いながら届けました。また岩手の「青空ゼロ円市」も好評でした。どの取り組みにも共通していたのは、「みんなに呼びかけると、トラックに乗り切らないほど集まる」ことと、「涙が出るほどうれしかった」という声です。

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街頭で募金を訴える新婦人大阪府本部のみなさん

 小さな避難所で生活している人たちや自宅で避難している人には、まだまだ支援物資が届いていません。農民連・地震対策本部では、「引き続き支援を強めましょう」と呼びかけています。


農民連に寄せられた募金
各団体・個人から1000万円超

 大震災から1カ月余が過ぎ、農民連本部には各地の団体・個人から1000万円以上の募金(4月25日現在)が寄せられています。

 これらの募金は、被災した県連や自治体に順次届けられています。

 福島県農民連と米や果物などで産直運動をすすめている新日本婦人の会大阪府本部。産直担当の北田初江さんは、「テレビの画面に『米交流会で大阪に来てもらった』『福島に行って交流した』あの人、この人の顔をダブらせながら、親せきのような農民連のみなさんが大変な状況に置かれていることに胸を痛めています。府本部も各支部も『なんとか応えたい。何ができるか』と救援カンパに取り組んでいます。私たちはいつでもみなさんとともにあります。これからもまだまだ支援を続けます」と話しています。

 また演劇活動をしている青年劇場(東京・新宿区)は4月2日の総会で、「募金活動に取り組む。そのための公演を企画する。できれば被災地での激励公演を行う。演劇・劇場の灯を消さない演劇界共同の取り組みに参加する」ことを決議しました。そして、総会で集まった募金を「すぐに必要としているところへ」と、農民連に送ってくれました。

 青年劇場では「芝居を通じてみなさんと元気を出していきたい」と、被災地の岩手県や福島県などで『結の風らぷそでぃ』の公演を計画しています。


大震災救援募金 ご協力ください
振込先口座 ゆうちょ銀行 総合口座
       記号10030―番号61671711
      (他の金融機関から振り込む場合は、
       ゆうちょ銀行008支店 普通6167171)
口座名義  農民連災害対策本部

(新聞「農民」2011.5.2付)
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2011年5月

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