復興・支援の拠点できたぞ全国の仲間の激励をうけて
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浜通り農民連の事務所前で(4月8日、前列右側が菅野さん) |
事務局長の中井信也さんは「全国の仲間から物心両面の激励を受け、感謝しています。ようやく支援・復興の拠点ができました。まずは会員を訪ね相談にこたえながら、以前のように農業が続けていけるよう全力をあげたい」と決意を述べています。
新しい事務所に机を運び入れる中井事務局長(中央)ら |
【新たな住所】〒976―0011 相馬市新沼字一反田239―2(電話は未設置)
13トントラックが愛媛県西部の大洲市を出発したのは、この日の朝5時半。その後、最南端の愛南町から吉田町、宇和町、直売所「百姓百品」のある西予市野村町、内子町、松山市、今治市と県内8カ所を巡回して、柑橘(かんきつ)やみかんジュース、米、野菜、タオルなどを積み込みました。
「野菜や柑橘は端境期ですが、みんなの『なんとかしたい』『助けたい』という気持ちが強く、緊急な提起を正面から受け止めてくれた」「なかでも“百姓百品”は、農家にチラシで訴え、たくさんの救援物資を集めてくれた」と、愛媛県農民連の大野政信書記長。「予定した10トン車だったら積み残すところだった。みんなの思いをこぼさずに受けとめられてよかった」とも話していました。
松山市の愛媛生協病院での積み込みには、愛媛食健連などから15人が参加。福島県南相馬市から避難してきたNさんも駆けつけ、「今日は人の温かさ、やさしさをすごく実感することができた。これからは被災地に残っている人たちを助けたい。よろしくお願いします」と訴えると、集まった人たちは涙をこらえきれず聞き入り、救援物資の積み込みにもいっそう力が入りました。
その後、徳島県鳴門市に到着し、徳島県連の松本聖会長が出迎えました。特産のレンコンをはじめキャベツ、ダイコン、ネギなどの野菜と日用雑貨を積み込み、夜8時に東北をめざして出発。
トラックは、翌7日午後3時に宮城県連に到着。柑橘や米など物資の約3分の1を降ろし、代わりに関東ブロックから届けられた野菜などを積み込んで岩手県へ。盛岡市の県連事務所には8日の早朝に着きました。なんと1400キロの遠征でした。
なお、高知県連は宅配便で救援物資を福島に届け、特産の文旦も送りました。
[2011年4月]
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