福 島
悲しみ、悔しさ、不安のなか
気持ちを込めて救援活動
新婦人支部と須賀川農民連
“農業守るためだ”
関連/1400人に豚汁炊き出し
福島・須賀川農民連は、新日本婦人の会須賀川支部とともに、須賀川市内の避難所で約90人の炊き出しをしました。鉄板で焼きそばを作り、磯辺焼きやきなこもち、煮物、うどん、りんごなどを提供しました。避難している人たちから、喜びの声が上がりました。
福島第一原発の事故により、野菜や牛乳が出荷できなくなり、農家の中には今後の生産をどうしたらいいか、不安が広がっています。しかし、須賀川農民連の会員たちは「家にいると悪いことばっかり考えてしまう。こうやって集まり、話をするだけでもいい」「農民連があって本当によかった。仲間がいてよかった」などと、話し合っています。
しかし、産直野菜に力を注ぎ、須賀川農民連の設立当初からの会員が、自ら命を絶ちました。悲しみ、悔しさ、そして残された家族のことを思うといたたまれません。
今後、このようなことが二度とないように、農民連として会員を、農業を、命を守るためにやれることを精いっぱいやっていきたいと思います。
(福島県農民連の『生き抜くぞニュースNo16』から)
福島・須賀川農民連
JA新ふくしまと共同で
福島県農民連は4月3日、福島市あづま運動公園に避難している約1400人に豚汁の炊き出しを行いました。
これだけの規模の炊き出しは、これまでなかなかできませんでしたが、JA新ふくしまと共同して実現しました。この炊き出しには、農民連から40人、「ふくしま復興センター」から50人、JAから10人が参加しました。
(新聞「農民」2011.4.18付)
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