「農民」記事データベース20110411-968-11

池上保子 監修
食べもの栄養事典


効果的に食材組み合わせおいしく食べ健康維持に

画像 20数年間、病院で管理栄養士として栄養指導などをしてきた池上保子さんは、「カラダに効く食材を効果的に組み合わせ、毎日の食事をおいしく」との願いを込めて、この本を出版しました。

 紹介している食材は、野菜をはじめ果実、魚介類、肉・乳製品、豆・穀類の合計109。

 たとえば「カボチャ」。効用はがん、動脈硬化、高血圧、健胃、カゼ、冷え性。主な栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、植物繊維。「同じ大きさなら、ずっしりと重く緑色の濃いもの」という選ぶコツ。「カットして生のままフリーザーバッグに入れて冷凍可能。凍ったものは、そのまま煮汁に入れて調理できる」と保存法まで書いてあります。さらにレシピ「かぼちゃのゴマ揚げ」付きで、調理のポイントは「皮・周縁部の栄養価が、果肉より高く、皮つきのまま料理するのがおすすめ。ワタは果肉の5倍のβ―カロテンを含むので、新鮮なうちは捨てずに活用しましょう」ときめ細かい。

 この本をそばに置き、おいしくてクスリになる食べもので健康を維持したいものです。

▼定価780円+税
▼日本文芸社 TEL 03(3294)8931

(新聞「農民」2011.4.11付)
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2011年4月

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