水田の液状化、水路崩壊が不安長野・栄村 島田村長に見舞金手渡す
東日本大震災が発生した翌朝の12日、震度6強に襲われた長野県栄村。19日、農民連本部から横山昭三常任委員が長野県農民連の宮沢国夫事務局長や地元栄村農民連の廣瀬進さん(元村議)とともに村役場を訪ね、島田茂樹村長を見舞い、見舞金を手渡しました。
農業と村の再生に向けて
栄村はまだ1メートル前後の雪に埋もれていて、震源地に近い横倉地域は国道117号の道路が波打ち、JR横倉駅舎やその周辺の家屋は倒壊寸前という状況です。小学校に避難中の廣瀬さんを訪ね、一緒に村役場へ。役場も300人の避難者でごった返し、対策に追われるなか、島田村長は「東北方面の対策で大変ななか、わざわざありがとう。県農民連が避難所へ出向いて豚汁など支援いただき大変助けられている」と感謝の言葉を述べました。農民連は「近畿から10トン車で物資を届けるなど、要望に応えて全国から支援する」と述べ激励しました。村長は「電気は通ったが、水道の復旧ができず、家がある人も戻れない」「幸い人的な被害はなかったが、赤紙(危険で立ち入り禁止)を貼られた家屋が156戸あり、黄色紙家屋(要注意家屋)含めてこれをどうするかは容易ではない」と話していました。 |
義援金を島田村長(中央)に渡す横山さん(右端)と廣瀬さん |
震源地の近い地域では、水田の液状化や水路の崩壊も懸念されています。現在、村民2300人のうち1600人余りが7カ所の避難所で集落ごとに生活していますが、学校の避難所は始業式までに移動が求められています。
地元の農民連は「農業と村の再生のためには、集落ごとのまとまりを崩さない移動が大事。そのためにも県営住宅などの対策を」と、村当局とともに要求を強めています。
当面の救援対策とともに、村の再生に向けた取り組みが始まろうとしています。
横浜港周辺自動車パレード
TPP反対ののぼり旗を、海上コンテナを運ぶトレーラーのヘッド部分に取り付け、みなとみらい地区や山下公園などを走りました。
[2011年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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