「農民」記事データベース20110328-966-09

栄村(長野)で震度6強

温かい汁・野菜・果物を…

関連/近畿ブロック 4トン車満載で


人口2300人の小さな村で―
600人が孤立、1600人も避難

県農民連 島田村長訪れ要望きく

 3月12日午前3時59分、長野県北部で強い地震があり、栄村では震度6強を記録しました。人口2300人の栄村では、雪崩の影響で600人余りが孤立し、1600人余の村民が7カ所の避難所で生活しています。なかには、村役場のロビーに仕切りもなく毛布を敷いたままの状態で300人が寝泊まりしています。強い余震も続く中、夜はほとんど眠れないということで、心身の疲労がたまっています。

画像
役場ロビーに避難した村民

 長野県農民連は14日、栄村に入り、島田茂樹村長から被災状況を聞き、食料を担当している職員と搬送方法などについて相談しました。前村長の高橋彦芳さんも、役場に泊まりこんで行政のみなさんといっしょに救援活動をしています。

 避難所の食事はおにぎり中心で、温かい汁物や野菜、果物がほしいという声が多く寄せられているため、農民連はその要望にこたえようと、近県の協力も得ながら取り組むことにしています。


近畿ブロック 4トン車満載で

画像 信濃町の有志のみなさんと北信産直センターが協力して避難所を訪れ、豚汁の炊き出しを行い、野菜やリンゴを届けました。また、全県の農民組合から続々と支援物資が届けられています。農民連近畿ブロックからも「4トントラックに野菜やかんきつ類などを積んで届ける」との連絡が入りました。
(長野県農民連 宮沢国夫)

(新聞「農民」2011.3.28付)
ライン

2011年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会