農のこころ丸山美沙夫
剪定(せんてい)の顔仰向けしまま答ふ 大串 章 俳誌『百鳥(ももとり)』から。果樹類の剪定は、芽が出る前の三月ころまでに行われる。生育や結実を良くするためである。この作から感じられるのは剪定作業中の人に声をかけている作者のように思える。果樹の一枝一枝を見すえて仕事の手を休めない。その作業へのひたむきさと、親切に応待する実直な姿が感動的に伝わる。
(新聞「農民」2011.3.28付)
|
[2011年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会