「農民」記事データベース20110328-966-04

全世界に支援呼びかけ

ビア・カンペシーナがアピール


 ビア・カンペシーナは3月16日、ホームページに「被災した日本国民との連帯を訴える」というアピールを発表し、世界中のすべての加盟と友好団体に対し、日本への支援を訴えています。

 アピールは、地震と津波によって甚大な被害に遭い、原子力発電所事故による不安に直面している日本国民に、心からのお見舞いと連帯の意思を表明。農民連が災害対策本部を立ち上げて救援活動にとりくんでいることを紹介し、農民連の銀行口座などを示して、世界中の社会運動、民衆組織、市民社会に対し、緊急の支援を呼びかけています。

 また、アピールは「よりよい将来に向けて生活を立て直し、希望をもたらすことに長期にわたって連帯する」ことを呼びかけています。

 この呼びかけにこたえて、すでにスペイン・バスクの農民組織は5000ユーロ(50万円強)を振り込み、インドネシア、韓国、フィリピン、オーストラリア、台湾などから連帯と支援のメッセージが届いています。

 地震発生直後にメッセージを寄せたヘンリー・サラギ氏(ビア・カンペシーナ国際責任者)は「2004年のスマトラ沖地震を思い出しています。私たちの友人がこの状態を乗り切ることを信じています。私たちはあなた方とともにいます」というメッセージを再び寄せ、2008年にG8サミット行動で来日したモハメッド・イクワン氏(インドネシア農民組合)は「『日の出の前は常に暗闇がある』ということわざがあります。人道支援のために私たちはできるかぎりのことを行います。必要なものがあれば遠慮なく言ってください」というメッセージを、出張先のスイスから寄せています。

(新聞「農民」2011.3.28付)
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2011年3月

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