「農民」記事データベース20110321-965-16

TPP阻止 どうすれば?

岩手県農民連女性部、総会と学習交流会


土づくり・野菜づくりも学ぶ

 岩手県農民連女性部は2月26、27の両日、泊まり込みで第18回総会と学習交流会を開きました。15年ぶりに参加した人や「どうしても参加したい」と家族から時間をもらってきた人、60品もの野菜を作ってインショップに出荷している人など、元気いっぱいのおかあちゃんたちが集いました。

 総会では、県連副会長の黒沢俊明さんを講師に、TPPの学習をしました。その後、しょうゆやナタネ油づくり、9条花だんづくり、減農薬・減化学肥料での米や野菜づくり、どうしたら会員を増やせるか、TPPを阻止するためにはどうすればいいか、そして孫育てや高齢化のこと、「留め袖ドレスの今後は?」まで、それぞれの取り組みや悩みなどを全員が発言しました。

 続いての学習交流会では、東北ライフ商事(株)代表取締役の河野和廣さんを講師に、“農”という字の意味や土づくり・野菜づくりを学び、「目からウロコ」の2時間半でした。そして終わったあとも、河野さんは参加者の質問にひとつひとつていねいに答えてくださいました。

 この学習会を契機に、女性部では腐葉土を入れて病気や害虫にも負けない本物の土づくりを始めます。そして6月からは、実習畑で野菜作りの講習会を行い、「東京でダイコンの干し葉を2本300円で売ろう! じゃが玉・ニンジンのリレー出荷をめざせるようなおいしい野菜をつくろう」と確認しあいました。夜のうたごえ交流会は、時間を忘れるほど楽しかったです。

 学習交流会やミニ産直会には、女性部に入っていない人たちも参加しましたが、これからも女性部の取り組みに参加してもらえることになりました。

(岩手県農民連女性部 久保田みき子)

(新聞「農民」2011.3.21付)
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2011年3月

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