差別撤廃条約・憲法守れ国際女性デー集会 農民連・田村さん訴え
「女性差別撤廃条約と憲法を生かそう! 人間らしい雇用と社会保障を! 核兵器のない平和な世界を!」――2011年国際女性デー国際集会が、3月8日、東京・九段会館で開かれ、800人を超える女性が集いました。 同集会の実行委員会を代表して日本婦人団体連合会会長の堀江ゆりさんがあいさつ。「格差から平等へ、無縁社会から共同に、社会を変えていきましょう」と力強く呼びかけました。 NHKで「無縁社会」特集を担当した社会部デスクの蔵端美幸さんが、「“無縁社会”から“きずな社会”へ――NHKの取材の現場から」と題して講演。無縁死を追ううちに無縁社会へとつながっていった取材の様子を具体的に語り、第1回放送後には若い人からも大きな反響が寄せられたことを紹介。「“縁”とは何か。それは居場所、役割ではないでしょうか。自分の存在する意味を認めてくれる人がいる、このつながりの実感が縁ではないでしょうか」と会場に問いかけました。そして「いま、新しいつながりを作ろうという必死の模索が確実に広がっています。番組で投げかけた問いは決して暗くないと確信しています」と結び、会場から大きな拍手が送られました。 交流と連帯では、各分野の女性たちが元気に登壇。農民連女性部からは埼玉県の田村幸子さんが、「TPP参加は、日本の農業を壊滅させるだけでなく、医療や雇用など日本中に大きな悪影響を及ぼします。今こそTPP参加反対の声を上げましょう」と訴えました。 閉会後、参加者は「TPPへの参加反対!」などと元気にシュプレヒコールしながら、夜の都内をパレードしました。
(新聞「農民」2011.3.21付)
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[2011年3月]
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