「農民」記事データベース20110321-965-06

長野・上伊那でシンポ集会
会場飾る TPP反対 大絵手紙

関連/石川県でもシンポ 革新懇主催


 農民連やJA上伊那、地域労連、新日本婦人の会、民主商工会などでつくる実行委員会が主催して、3月5日、長野県上伊那市のJA南信会館で、「TPP参加反対シンポジウム上伊那集会」が開かれました。

 農民連の笹渡義夫事務局長が講演し、生産者や消費者、JA上伊那、中小業者の代表などを招いた討論会が行われました。

 会場いっぱいに200人以上が集まり、真剣に講演と討論に聞き入っていました。会場正面には幅8メートルの手づくり絵手紙のポスターが貼り出されました。このポスターは、JA上伊那中央店の食堂に貼り出されます。


石川県でもシンポ 革新懇主催

“学習と運動の輪広く”と誓う

 東大大学院の鈴木教授講演

 「平和・民主主義・革新の日本をめざす石川の会」(石川革新懇)は2月20日、金沢市の県教育会館で「TPP参加反対 食と農業、地域経済を守る講演会とシンポジウム」を開き、会場いっぱいの300人以上が参加しました。

 この分野では第一人者の鈴木宣弘さん(東京大学大学院教授)が講演し、農業の役割を食料安保や食の安全、生物多様性、国土保持などの視点から話し、各国がいかに農業を重要視しているかを強調し、「アジア+日本」の発展で一番困るアメリカが、日本をTPPに巻き込んで「日本をアメリカの53番目の州にする完結編だ」と指摘。実際に外交にかかわった経験などをユーモアたっぷりに話し、たいへん好評でした。

 シンポでは民医連の松浦健伸さん、新婦人の榎本光代さん、農民連の若本久勝さん、日本共産党の参議院議員・井上さとしさんが報告し、会場から年金者組合、農協県中央会、生協労組、民商の方々が発言されました。

 会場では、雑誌『農民』63号を112冊普及し、署名が237筆集まりました。これを機会に、いっそう学習と運動の輪を広げていくことを誓い合いました。

(石川県農民連 西忠恭)

(新聞「農民」2011.3.21付)
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2011年3月

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