農のこころ丸山美沙夫
富士へ伏す春田の〓(※)に一揆の碑 加々美鏡水 俳誌『塔』から。風光明媚な日本を代表する富士山。その山麓に住む人々は昔から深く信仰する気風があったことだろう。田畑を開拓してきた先人たち、受け継ぐ農びとの血と汗が今日に息づく。作者の句に〈富士へ供ふ米門前に初雀〉もある。山のもたらす恩恵と、かつて農民一揆のあった里として、心に迫るものがある。
※〓は、「辻」の「いってんしんにゅう」。 (新聞「農民」2011.3.21付)
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[2011年3月]
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