「農民」記事データベース20110314-964-08

“減価償却費の扱い知りたい”

西根農民組合
自主申告向け計算会

岩 手

関連/奈良県農民連北和センター 畑まわり勉強会開く


 岩手・西根農民組合はいま、所得税の自主申告に向けて計算会に取り組んでいます。2月27日に八幡平市大更(おおぶけ)地区の計算会には20人が参加しました。

 TPP参加反対署名してから

 はじめに高橋悦郎事務局長が「国保税のしくみ」について話をしました。その後参加者は、「TPP参加反対」の署名をして計算会へ。その中では、「昨年の半分しかなかった。どうして暮らしていったらいがんべ?」「夏の猛暑で野菜が全滅だった。トウモロコシの売り上げより種代の方が高くついた」「米の値段は昨年の半分」など、農家の経営がたいへんな様子がたくさん出されました。

 また税金の計算では「減価償却費の出し方がわからない」「医療費控除の仕方を教えてほしい」「息子を専従者控除にするにはどうすればいいか」などの質問が出されました。

(岩手県農民連・西根農民組合 鈴木實)


奈良県農民連北和センター
畑まわり勉強会開く

今回は柿の剪定の技術交流

画像 奈良県農民連北和センターは2月4日、4回目となる畑まわり勉強会を開き、これまでで最高の24人が参加しました。

 今回は「柿の剪(せん)定」の技術交流です。講師の山下清さんは、会社勤めをしながら、柿・かんきつ、米などを作ってきました。退職後は、野菜づくりにも意欲的です。

 柿畑のある天理市中山町は刀根(とね)早生柿の発祥の地、萱生(かよ)町に隣接し、刀根早生ひらたね柿の産地です。山下さんの柿畑は、前方後円墳の古墳を背に、近くには崇神天皇陵の大和神社もあり、神々しい雰囲気を感じることができる高台にあります。

 一本の柿の木を丸ごと使い、剪定ばさみ、チェーンソー、電動ばさみを駆使し、見事に剪定されていきます。参加者からは「そんなにたくさん切ってしまうのか」「どの枝を切るのか、決めるのが難しい」などの声が出され、技術交流の良い機会となりました。

(奈良県農民連北和センター 森口いち代)

(新聞「農民」2011.3.14付)
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2011年3月

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