農のこころ丸山美沙夫
春耕や鍬一振りの余力あり 矢島美智子 俳誌『雉子(きぎす)』から。冬から解放されて、早々に畑に出て行く農家の主婦たち。春野菜などの蒔き付けを準備する耕しである。耕運機など機械作業による本格的な農耕は男手に任せるとして、その先手を打つのはこの女性たちの意気ごみのようだ。「鍬一振り」に見せる姿の力づよさ、逞しさが伝わってくる一句である。
(新聞「農民」2011.3.14付)
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[2011年3月]
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