農のこころ丸山美沙夫
啓蟄(けいちつ)や堆肥の山が湯気立てて 鵜飼みち子 俳誌『源流』から。「啓蟄」は地中にこもる虫が地上に姿をあらわす時期の語源である。二十四節気の春の三番目、三月六日頃をいう。農家では山積みしていた堆肥を発酵させて、春耕に合せて田畑に入れる。この土づくりがあってこそおいしい作物ができる。春の農作業が始まる意気ごみが、この一句からも伝わる。
(新聞「農民」2011.3.7付)
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[2011年3月]
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