「農民」記事データベース20110221-961-12

生産者・JAと米穀店・卸・実需者

商談交流会ひらく

注目の的 ふるさとネットの米


米屋さんから評価され自信に

 2月6日、東京都墨田区で「生産者・JAと米穀店・卸・実需者との商談交流会」が開かれました。毎年、全国のお米マイスターの米屋さんと産地をつなぐ目的で開かれているものです。

 農民連ふるさとネットワークが出展し、産地から、ふるさとちばネットワークと茨城の県南筑波農産センターが参加。米、果物や加工品の試食を勧めてアピールをしました。お米マイスターの米屋さん160人、生産者団体など36社140人が参加した会場に各地の米が並ぶ中、ふるさとネットが出品した北海道の「ゆめぴりか」と多収穫米の「あきだわら」が注目の的になりました。

 千葉県から参加した米屋さんは、試食して「こだわりの米も良いけど、業務用でも店頭のお客さんからも低価格の要望が強い。多収米でこの食味ならぜひほしい」。また試食用の「あきだわら」を持参した県南筑波農産センター代表理事の細田正幸さんは「自分たちの米が、米屋さんから評価されて自信がついた。また他の生産地の情報を肌で感じてよい刺激を得た」と語りました。

 日本米穀小売商業組合連合会の長谷部喜通理事長は開会あいさつで「農家は『米を作って、メシ食えねぇ』というが、米屋も『米を売って、メシ食えねぇ』という大変な時。しかしお客との信頼関係の中で、付加価値の高い米も売れる。一方で多収の米にも良いものが出ている」と述べました。また長谷部理事長はふるさとネットのブースを訪れ「農家には米屋の様々なニーズにこたえられる米を作ってほしい」と期待を寄せました。

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TPP反対を大判ポスターでアピールし、話が弾む。試食も米屋さんに好評

 試食の横でTPP反対のポスターを掲げ、米屋さんに訴えると「TPPを許せば大変なことになる。問題を知らせるためにもっと工夫が必要ではないか」など話題になりました。TPPを特集した雑誌「農民」63号も好評を博しました。

(新聞「農民」2011.2.21付)
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2011年2月

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