「農民」記事データベース20110214-960-03

兵庫 食健連・農民連が昼休み集会

農業・雇用破壊のTPP反対

オフィス街をトラクター走る

関連/TPP反対・県民会議設立


画像 兵庫食健連と兵庫農民連は1月31日、神戸市のど真ん中、三宮で「TPP参加反対! 昼休み集会」とトラクターデモを行い、200人が参加しました。

 トラクターデモは、1992年の「WTO(世界貿易機関)協定批准するな!」のたたかい以来、19年ぶりです。

 主催者あいさつにたった兵庫農民連の永井脩会長は「昨年は米価が暴落し、米作りをやめる人が出た。TPPで関税がゼロになれば日本農業は崩壊する。そして農業だけでなく国民全体に深刻な影響をあたえるもの。絶対に阻止しなければならない。いっしょに反対しよう」と訴えました。

 デモ行進では、農民連の宣伝カーのあとに、ムシロ旗やノボリを立てたトラクター3台と軽トラック12台が続いて出発。トラクターは、丹波地方や播磨地方の農民連会員がトラックで運びました。昼休みのオフィス街に、「農業・雇用を破壊するTPPに反対しよう」「TPPに反対し、雇用を守ろう」の声が響き渡りました。

 テレビカメラや新聞記者が多数取材に詰め掛け、通行人が携帯電話で写真をとるなど、注目を集め、夕方の地元テレビのニュースで、デモの様子が放映されました。

(兵庫農民連 上野信行)


岩手

TPP反対・県民会議設立

JA、森林組合、漁協生協連がよびかけ 40団体が賛同

画像 岩手県では1月31日、JA県中央会、県森林組合連合会、県漁協連合会、県生協連合会の4者が呼びかけ人になって、「TPPをはじめとした新たな貿易ルールから、わが県・国の環境、食料、農林水産業、地域経済・社会を守る活動を行い更なる発展を図っていくこと」を目的に、「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える岩手県民会議」を設立しました。農民連、新婦人、岩商連、医療生協、建設業協会など40団体が賛同しています。

 発会式では、3月6日に評論家の内橋克人さんを講師に600人規模の「県民フォーラム」を開催することや、20万筆を目標にした署名活動など当面の行動を確認しました。出席者は閉会後、雪の中、さっそく盛岡市内の繁華街でパンフレットを配りながら、署名への協力を呼びかけました。

 岩手県農民連の久保田彰孝会長は、「TPPは農業の問題として語られることが多いが、消費者や労働者、中小業者、医療など幅広い分野の団体が加わって、ともにたたかう姿勢を示したことは意義深い。『春の大運動』を通して、たたかいの先頭にたつ農民連の運動と組織をいっそう強化したい」と語っています。

(新聞「農民」2011.2.14付)
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2011年2月

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