COP16(国連気候変動枠組み条約
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国際フォーラムの会場(「私たちの環境サミット」弘原海凪さん提供) |
「多国籍企業による鉱山開発で、農民と住民の生命である水が汚染され、コミュニティが破壊されている」(メキシコの農民組織)
「途上国では異常気象による不作と、自由貿易による農業と地域経済の破壊が重なり、多くの農民が先進国への移民を余儀なくされ、無権利状態で重労働に就いている」(メキシコからアメリカへの移民労働者組織)
「クリーン電力という触れ込みで水力発電の超巨大ダムが造られ、水質汚染や森林・農地の破壊が進み、土地を追い出された農民がバイオ燃料のサトウキビ・プランテーションで奴隷同然の労働者になっている」(ブラジル)
そして「こうした自然と資源と人々を収奪する資本主義こそが、現在の地球温暖化を引き起こした張本人であり、この経済システムを変えることが、今、温暖化の解決のために求められていることなのだ」(LVC初代国際調整委員のラファエル・アレグリアさん)という指摘が、フォーラムを通して、さまざまなパネリストから繰り返されていました。
困難にも断固として立ち向かうこのような姿勢は、温暖化をめぐる国際交渉が迷走を続けているなかで、あらためて運動の未来をも明るく照らし出しているかのようでした。革新政権を次々と誕生させる中南米の政治変革の大きなうねりが、地球温暖化や環境破壊をめぐるたたかいにも深くつながっていることを、肌で感じることができました。
農民連や新婦人、全労連、全農協労連、自治労連などから20人余が参加し、宣伝カーから訴え、ビラといっしょにミカンやペットボトルに入れた米を配布しながら署名を呼びかけました。
「TPPって聞いたことがある。大変なことですよね」などと話しかけてくる人がめだち、88筆の署名とカンパが寄せられました。
[2011年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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