富山和子さんの
日本の米カレンダー
「2011年度版」完成
〈22年目〉
「日本の米カレンダー2011年版」が完成しました。22年目です。
日本の文化は米づくりのうえに築かれています。水田が失われたら、日本のふるさとも消える―。そんな危機感から、立正大学名誉教授の富山和子さんが、水田風景の写真を通じて水田を守ることの大切さを訴えようと、1990年から毎年発行しています。
2011年版も、12枚の写真に富山さんの解説文がそれぞれ添えられています。たとえば、5月の写真(上)は福井県高浜町の棚田(谷正孝さん撮影)。「入り江入り江にはりついた半農半漁のこのような風景こそは、米と魚で暮らしてきた日本独特の風景」などと解説し、美しい水田風景が血のにじむ労力で維持されてきたことを訴えています。
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カレンダーは1部1400円(送料別)。申し込みは、農民連本部まで。
(新聞「農民」2010.10.25付)
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