農のこころ丸山美沙夫
新米の粒総立ちに炊きあがる 丹羽 金子 『ザ・俳句十万人歳時記』から。新米のおいしさを味わう喜びは、生産者も消費者も主食とする日本人であれば当然。コメ作りの農家では、まず仏前や神棚に供えてから頂くという習わしがある。炊きあがる新米のふっくらしたみずみずしさ。「粒総立ち」の見事な表現である。だが私には米価下落への農一揆とも過(よぎ)る。
(新聞「農民」2010.10.18付)
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[2010年10月]
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