農のこころ丸山美沙夫
稲雀威しつ米を余すのか 小林 茂敏 俳誌『白炎』から。稲が熟す頃に群れ雀がやってくる。農家にとっては鳥威しにさまざま知恵を働かせるのだが、雀がその威しに馴れてしまえば効果があがらない。それどころか、輸入自由化の推進がもたらす米の過剰問題と低米価は深刻である。この一句には、単なる諷詠だけではない農の切々たる思いが鋭く迫る。
(新聞「農民」2010.9.27付)
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[2010年9月]
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