農のこころ丸山美沙夫
抱かるる秘境の暮色稲架襖 美沙夫 秘境の里として知られる秋山郷は早ばやと稲刈がはじまる。山また山の峡に小さな集落が点在し、かつて天明の飢饉では八軒の集落全員が餓死した。黍(きび)や粟などが主食であったが、先人たちが拓いてきた稲田は見事に稔っていた。稲架棒を何段にも組んで稲を掛けて自然乾燥させる方法が今も続く。ぜひ残したいもの。
(新聞「農民」2010.9.20付)
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[2010年9月]
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