「農民」記事データベース20100830-938-05

素材を生かす
旬のレシピ

日本料理店「一福」
吉松和彦


続々夏野菜の一品


《なすの柳川》

 なすはヘタを取り、竹串などで8〜10本くらい縦に傷を入れます。なす全体に串で穴をあけます。油の中でパンクしないように入念に行ってください。165〜175℃の油に入れ、箸でころがしながら揚げます。箸で触って柔らかくなったら冷水に取り、少し冷めたら皮をむきます。揚げ方がたりないと皮がむきにくいのですが、多少皮が残ってもかまいません。キッチンペーパーで水気を切っておきます。

 次に、そばつゆに水を入れて煮立てます。甘目が好きな方は砂糖を足してください。煮立ったらささがきゴボウを入れ、煮えたらなすを入れます。沸騰したら火を弱め、溶き卵を入れお好みの煮加減にしてできあがりです。刻んだみつば、みょうが、ネギなどをのせ、粉山椒をふって熱々のうちに召し上がってください。

《牛肉と青葉漬いため》

 青葉漬は、野沢菜、高菜、からし菜など、なんでも結構です。牛肉は、バラ、ロース、切り落としなどのスライス肉をフライパンで炒(いた)めます。軽く塩・コショウして全体に火が通ったら、刻んだ青葉漬を入れ、さらに炒めます。仕上げに酒・しょう油を少量回し入れてできあがり。お好みで、ショウガ・ニンニクを入れて炒めても美味です。

 また、ゆでたパスタにニンニク・鷹の爪(赤とうがらし)を入れ、牛肉と青葉漬を炒めて、ゆでたパスタとあわせると、さっぱりとした和風パスタになります。

《ネギ塩豆腐》

 長ネギは、なるべく細かく刻みます。塩・コショウ・ゴマ油を混ぜ、冷奴の上にのせ、できあがりです。塩味で食べる豆腐もいけます。

《かくやそうめん》

 かくや(漬け)は、古くなった漬物を細かく刻み、しょう油などで味付けしたもの。ぬか漬けの古漬け、きゅうり・なす・うりなどを細かく刻みます。古漬けがなければ、普通のぬか漬けでもかまいません。刻んだものに、おろしショウガ、しょう油、煎りゴマ、大葉などを入れ、ゆでて冷やしたそうめんの上にのせます。お好みで、少量のそばつゆ、オリーブオイルをかけてください。

(新聞「農民」2010.8.30付)
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2010年8月

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