農のこころ丸山美沙夫
稲熟田のうつうつたるに雷鳴れり 豊長みのる 俳誌『風樹』から。稲穂を垂れて稔りの秋の美しい景である。このまま収穫できれば豊作となるだろう。だが、作者は「雷鳴れり」に予断を許さない心情を置いている。結社の主宰として「観ることによって対象の実相に迫る真の写実」をかかげている。それだけに、農びとの不安や思いを深く受けとめて詠んでいる。
(新聞「農民」2010.8.30付)
|
[2010年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2010, 農民運動全国連合会