米モデル事業と水田利活用事業 申請132万件生産調整面積は不明米価は9カ月連続して下落
“昨年の減反件数上回る”“米価も維持”
農水省は7月16日、戸別所得補償モデル対策の加入申請件数(速報値)を公表しました。それによると、口蹄疫(こうていえき)の影響で宮崎県など九州の4県は申請期限を延長していますが、6月末時点の米戸別所得補償モデル事業(米モデル事業)と水田利活用自給力向上事業(水田利活用事業)の申請件数は、全国で131万9277件でした。また、集落営農組織は1件とカウントされているため、農家戸数にすれば「150万戸くらいになるのではないか」とも言われています。 |
高知では、もう稲刈り (7月27日、高知市 撮影=尾崎淳さん) |
面積ベースでの加入状況の公表は、早くても8月下旬と言われており、それでは手遅れです。政府は米の需給を安定させ、農家が再生産可能な所得を確保できるよう、過剰米対策としてただちに40万トン規模の買い入れを行うべきです。
さきの参院選では、民主党とみんなの党以外、7つの政党が「過剰米を買い上げる」(日本農業新聞のアンケート)と公約しており、ここに世論の大勢が示されています。この到達点を踏まえた政府を突き動かす運動が、いま求められています。
「今年のパイナップルもおいしいぞ」―収穫に忙しい東村の農家 |
広大な畑を前に、農民連の玉城忠男さんから栽培の説明を聞き、袋かけの農業体験を行いました。新婦人那覇支部の渡久地(とぐち)昌子(しょうこ)さんは「甘くてジューシーなパイナップルをみんなで試食しながら、生産者のご苦労を聞き、おいしいパイナップルを消費者に届けたいという意気込みが感じられました。また、座り込みの住民との交流会に差し入れられたパイナップルの味も忘れられません」と話していました。
米軍ヘリパッド建設反対の座り込みを支援する新婦人の皆さん |
完熟パイナップルは7月下旬から8月にかけて収穫され全国に届けられます。
[2010年8月]
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