「農民」記事データベース20100802-935-06

農のこころ

丸山美沙夫


 喜雨至る大地安堵の息遣ひ

          乾  燕子

 俳誌『乙鳥(おつちょう)』から。日照り続きで作物が萎(しお)れたり、枯れそうになっているのを見るのはつらい。この作は待ち望んでいた「喜雨至る」である。乾ききった地面を雨が浸みていく情景は、「安堵の息遣ひ」がぴったりと効いて、農のこころに共鳴する。それは農家の人々だけでなく、生きものすべての安堵でもあろう。

(新聞「農民」2010.8.2付)
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2010年8月

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