阿見と取手で
田んぼの現地検討会
気象状況も好転、生育順調
関連/小学児童がホタルキャンプ
茨城・県南農民組合
茨城・県南農民組合は6月29日、田んぼの現地検討会を開催しました。今回は地域農業改良普及センターの技師さんを講師に招き、阿見と取手の田んぼを対象に、生育状況を検討しました。
今年は種まきから田植えの時期まで異常低温など気象変動が激しく、日照時間も平年以下で作柄が心配されましたが、6月以降は天候も回復し稲の生育も順調に進んでいます。現地では、葉色や苗の分けつなどの生育状況を調査し、これからの水管理などを確認しました。
これから気温が安定すれば、今月末には出穂が見られるようになります。今年もおいしいお米がたくさん収穫できますように!
(茨城・県南農民組合 山口徹)
福岡・うきは市小塩小学校
新婦人久留米支部が主催
水辺の生物採集、5年生が研究発表
6月12、13の両日、うきは市浮羽町の小塩小学校でホタルキャンプが行われ、みのう農民組合の足立博幸さんと相良秀夫さんが竹とんぼや竹の風車を子どもたちに教えました。主催したのは新日本婦人の会久留米支部で、おとなを含め40人ほどが参加しました。
1日目は、校長先生が歓迎のあいさつをしたあと、農学博士の河内俊英先生が「今のホタルはほとんど源氏ホタルで、平家ホタルは絶滅寸前。環境がよすぎたり、水の量が変動するような場所ではホタルは育たない。みんなが山間地を訪れ、水のことを一緒に考えるのが大事です」など、ホタルの話をしました。子どもたちは「へえ〜」といった感じで、ノートにペンを走らせていました。そのあと、河内先生と一緒に小学校周辺をまわり、水辺の生物や植物を採集し実際に見ながら話を聞きました。
夜は、小学校5年生がホタルの研究を発表しました。映像を使ったり、クイズ形式にしたり、いろいろ工夫が凝らしてあって、楽しみながら学べるものでした。そのあと、いよいよホタル狩りです。あいにく雨粒がぽたぽたと落ちてきましたが、暗闇の中を幻想的に飛ぶホタルの様子に「わあ〜、きれい」「見るのは初めて」という声があちこちから聞こえてきました。
2日目は、足立さんと相良さんから竹とんぼや竹の風車の作り方を教わりました。飛ばしてみてもうまくゆかず、「どうしてやろか」と悩む姿も。おとなも一生懸命になって作り、みんなでいっせいに飛ばします。「わあ〜、よく飛ぶね〜」―思う存分楽しめたキャンプでした。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2010.7.26付)
|