素材を生かす
旬のレシピ
日本料理店「一福」
吉松和彦
夏野菜の一品
《とうもろこしご飯》
ゆでた(または蒸した)とうもろこしを、包丁で縦に実をそぎ落とします。塩、少量のサラダ油、出しコブをいっしょに入れ、ご飯を炊きます。冷凍のホールコーンでもよいのですが、生のとうもろこしで作ったご飯は格別です。
《ちりめんじゃことシシトウの炒いためもの》
ちりめんじゃこを少量の油できつね色になるまで炒めます。そこに、ヘタをとり適当な大きさに切ったシシトウを入れ、炒めます。最後に、少量の酒、しょう油を入れてからめます。仕上げに、ゴマやきざんだミョウガを入れると美味です。
《和風トゥイユ》
ナス、ミョウガは適当な大きさに切り、シシトウはヘタをとり、プチトマトは湯抜きして皮をとっておきます。ナスを油で炒め、次にミョウガ、シシトウを入れて炒めます。最後にプチトマトを入れ、水で薄めたそばつゆを入れて煮込みます。お好みで砂糖を足してください。よく冷やしてどうぞ。
《インゲン、ズッキーニの揚げびたし》
インゲンは両端の根元とヒゲを切り落とし、1/2か1/3にカットします。ズッキーニは3〜5ミリの厚さに切ります。175度くらいに熱した油で素揚げします。揚がったらキッチンペーパーに取り、軽く油をふきます。熱いうちに水で薄めたそばつゆにひたします。たっぷりのおろしショウガを添えてどうぞ。
《枝豆の香味炒め》
ニンニクのみじん切り、鷹(たか)の爪(つめ)(赤とうがらし)を少し多めの油に入れ熱します。ニンニクが少し色づいたら、枝豆をサヤごと入れます。よく炒めたら、塩を入れフタをして蒸らします。少量のしょう油やバルサミコ酢を入れても美味です。
(新聞「農民」2010.7.26付)
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