10月に名古屋で
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壇上に並ぶCBD市民ネットのメンバー=7月10日、都内 |
CBD市民ネットに結集する「湿地の生物多様性」「人々とたねの未来」など各作業部会から、それぞれの部会で検討している現段階の基本的考え方(ポジションペーパー)についての報告がありました。
最後に、CBD市民ネットの高山進共同代表が「多くの会員や団体、現場に密着した声を集め、各作業部会相互に交流しながら、COP10・MOP5に市民の意見を反映させるためにポジションペーパーをまとめたい」と述べました。
「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の天笠啓祐代表(MOP5作業部会長)は、遺伝子組み換え(GM)作物が生物多様性と食の安全をどのように奪ってきたかを述べ、GM作物による遺伝子汚染で「野生植物や在来品種の減少が進行するおそれがある」と警鐘を鳴らしました。
GMナタネが生物多様性を脅かす事例として、「遺伝子組換え食品を考える中部の会」の河田昌東さんはGMナタネが自生して他のアブラナ科農作物や雑草と交雑している実態を報告しました。
遺伝子組み換え汚染を告発するMOP5市民ネット=7月3日、名古屋市 |
MOP5市民ネットの真下俊樹運営委員は、MOP5の大きな争点となるカルタヘナ議定書27条の「責任と修復」問題に言及。「GM作物の汚染に対して誰が責任を負い、どう修復するか」について、法的な拘束力を持たせる補足議定書の策定の必要性を述べました。
MOP5市民ネット参加の各団体から決意表明が語られました。
最後に(1)補足議定書の策定(2)野生生物だけを対象にし、栽培作物は適用の対象外となるカルタヘナ国内法の改正―を求める「MOP5に向けた市民提言案」(MOP5作業部会提言案)を発表しました。
[2010年7月]
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