奈良県母親大会の分科会
県連副会長が助言者に
「日本の農業・食」で意見交換
関連/丹波黒豆の栽培は元肥が肝心
奈良県母親大会が5月30日、生駒市で行われました。「安全・安心な食料は日本の大地から―農業を守ろう・食料の自給率向上を」という分科会に、奈良県農民連副会長の森本吉秀さんが助言者として、また女性部の中元悦子さんや岩田美代さん、山口真知子さんが司会、記録係として参加しました。
会場は、小学生からお年寄りまで50人を超える参加者で、すぐに満席になり、用意したパンフレットも足りなくなるほどの大にぎわい。産直のニンジンてんぷらと岩田さんの新茶がふるまわれる中で進められた討論では、「冬にキュウリを注文する人がいるが、この時期は根菜がおいしい。今は旬の野菜がわからなくなっている人が多い」「今日は絶対にこの分科会に参加しようと思って来た」などの意見が出され、日本の農業や食に関する思いなど、最後まで活発な意見交換が行われました。
(奈良県農民連 池田訓章)
埼玉農民連春日部支部 “青空講習会”ひらく
埼玉農民連春日部支部は6月10日、会員の佐藤陞(のぼる)さん(元秋田県農業改良普及員)が中心になって、2回目となる黒豆栽培の「青空講習会」を開き、9人が参加しました。
講習のテーマは「黒豆の多収穫栽培」です。これは、定植の際に本葉と根を切断し、2本の枝を仕立てて、普通栽培の4〜5倍の収穫量になる栽培法です。
この栽培法を普及している岩澤信夫さんは、「食糧危機に備える栽培法」と話していました。
参加者のほとんどが、家庭菜園で「丹波黒豆」を栽培している人。最大の共通の悩みは、「非常にうまい豆だが、木ばかり大きくなり実が入らない」こと。佐藤さんは「元肥が肝心。有機肥料をたっぷり使ってください」と話しています。
次回は7月中旬の予定です。
(埼玉農民連 高橋利男)
(新聞「農民」2010.7.5付)
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