農政転換へ“農民一揆だ!”秋田県農民集会 怒り発言次々
トラクター、軽トラ連ねデモ秋田県農民連と厚生連労働組合でつくる秋田県米価対策共闘会議は6月22日、秋田市内で「怒りの秋田県農民集会」を開き、県内から約100人の農民が集まりました。「これだけは言いたい」コーナーでは、「7カ月連続で米価が下落している。ミニマムアクセス米はきっちり外国から買うのに、備蓄米はいっこうに買おうとしない。出来秋まで模様ながめとは、政府はなにやってるんだ!」「米モデル事業は生産費を補償せず、大手流通業者が交付金の分を買いたたく。これでは米づくりはもうできないぞ!」「EPA・FTA推進では、日本から農業がなくなる。やめてくれ!」など、怒りを込めた発言が相次ぎました。 そして、参議院選挙で農政の転換をはかるため、農民一揆で全力でたたかおうと「特別決議」をあげ、日本共産党から参院選比例区に立候補する佐藤長右衛門さん(県連委員長)が、「農民の代表として全力をあげて選挙をたたかいぬく」と決意を述べました。
集会のあと、トラクター4台、軽トラック12台を先頭に、市内をデモ行進。迫力十分で、道行く人から大きな声援がかけられました。
その後の農業団体への要請では、以前とようすが変わり、集会に木村一男会長名でメッセージを寄せたJA県中央会では、佐藤実常務が対応。40万トンの過剰米買い入れや生産費を下支えする価格保障・所得補償などを要請すると、「考え方は同じだ」と意見が一致。今後も一致点でともに活動していくことを確認しました。 (秋田県農民連 猪股義補)
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[2010年7月]
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