「農民」記事データベース20100628-930-10

信じられないほどおいしい

長野・栄村で 山菜まつり

関連/“60歳で初めてみそづくり” じっくり交流できた


20種以上の山菜料理 ファンクラブ一行も堪能

画像 長野県栄村の極野(にての)地区で6月6日、山菜まつりが開かれました。島田茂樹村長も参加して、地区の人たちと、東京や茨城、滋賀県から参加した「栄村ファンクラブ」の一行41人が合流して、春の山菜料理を心行くまで堪能しました。

 極野山菜生産販売組合の山菜採り名人たちが「1時間もかけて山に入り、半日がかりで採ってきた」というあさつきやぜんまい、たらの芽、よもぎ、こしあぶら、こごみ、ふじのはな、行者にんにく、もみじがさ、わらび…。これをお母さんたちがてんぷらやおひたし、あえものなどに料理し、テントの下に20種以上のお皿がズラリと並びました。

 組合長の藤木長治郎さんは「今年は雪解けが遅くたいへんでしたが、山菜は山と木と水の恵みです。そして、そこに住む人たちは思いやりがあって、やさしい人ばかり。おおいに山菜を食べながら交流しましょう」とあいさつ。ファンクラブの人たちは「信じられないほど、おいしい」「新鮮だからこの山菜も食べられるのね、すごい」と感激しながら、口に運んでいました。最後には、歌や踊りも出て、なごやかに交流しました。

 なお、栄村ファンクラブの一行は前日、前村長の高橋彦芳さんとも交流しました。


“60歳で初めてみそづくり”
じっくり交流できた

福岡・うきは 大豆畑トラスト

画像 5月16日、福岡県うきは市浮羽町の道の駅「うきは」に、100人の大豆畑トラスト会員が集いました。今回は、500キロのみそを18個のたらいでつくりました。何度も作りたい人は2度3度と挑戦。“1回で十分”という人は、おみやげの赤いそら豆を枝からちぎっていました。1時間ほどで作業は終了し、あとはお楽しみの自己紹介です。

 「ここのおみそを食べているせいか、お肌がつるつる」と福岡市の女性。「60歳になってはじめてみそづくりをしました。わくわくしました」と久留米市の女性。介護しているお母さんと一緒に参加した福岡市の女性は「母は少し痴ほうが入っていますが、おみそ汁だけはよく飲みます」。コンパクトなコンロを持参したご夫婦は、赤いそら豆をその場で湯がいてみんなに振る舞いながら、「ここのみそを食べると、ほかのみそが食べられなくなります。だから、ず〜っと続けてもらわないと困ります」と話していました。

 また、筑紫野市から来た男性は、「宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫では、豚が感染したということで畜産業界に衝撃が走った。豚は牛の300倍の感染力があるから深刻だ」と発言しました。

 最近は毎回150人を超える参加で、じっくりと交流することができなくなっていました。今回はほどよい人数だったことや、自己紹介にハンドマイクを使ったことから、一人一人の話にみなさんが集中でき、より深い交流で心の満たされた“つどい”になりました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2010.6.28付)
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2010年6月

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