「農民」記事データベース20100621-929-19

旬の味


 ここ1週間で天候が回復し、水田の状況は一変した。稲の葉も増え草丈も伸び、一段と色濃くなってきた。あと10日もすると、緑のじゅうたんを敷きつめた水田風景となる。5月の連休から続いた低温・日照不足による生育遅れを一気に挽(ばん)回(かい)しているようだ。あらためて自然の営み、稲の生命力に感謝している▼この4年間で首相が5人目だ。うち4人は首相経験者の2代目・3代目である。いつから日本の首相は世襲制になったのか。しかも1年前後で首相の座を投げ出した。前の3人は、国民生活を犠牲にしてきた自民党政治の末期症状でのことだった。そこで国民は、民主党に期待して政権交代が実現したが、登場した首相が「国民が聞く耳を持たなくなった」と辞任。何と国民を愚弄(ぐろう)したことか▼閣僚がほとんど留任した新内閣が発足したが、首相職を私物化するような政治家・政党に国民は期待できない。われらが候補、佐藤長右衛門さんを先頭に、国民が主人公の政治実現めざし、汗を流そうではないか。

(弥)

(新聞「農民」2010.6.21付)
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2010年6月

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