「農民」記事データベース20100621-929-14

園児が農家と一緒に田植え

“かかし”をプレゼント 秋まで稲のお世話して!


横浜の保育所と山形・庄内農民センター

 お米を産直している横浜市のみどり共同保育所と戸塚みどり保育園から46人(園児27人と保護者、保育士19人)が山形県庄内地方を訪れ、5月22〜24日、農家といっしょに田植え交流会を行いました。また、29〜30日には、苗場保育園と緑園なえば保育園の74人が訪れました。

 「生命の源にふれる旅」と名付けられたこの交流会は、今年で13年目。園児たちは、ガイドに案内してもらいながら月山の自然博物園や羽黒山を散策し、旬のアスパラガスの収穫や残雪の雪すべり、わき出る清水を飲んで「生命の源」を体感しました。

 田植え交流会は、藤島地区の山下安善さんの田んぼを借りて行いました。ダシ風(冷たく強い風)が吹くあいにくの天候でしたが、園児たちは半袖半ズボン姿で田植えを行いました。転んで泥だらけになり、寒くて早めに退散する園児もいましたが、ほとんどの園児たちが最後までがんばって植えきりました。最後に、園児たちから山下さんへ「秋まで稲のお世話をよろしくお願いします」と、“かかし”がプレゼントされました。

 交流会を通じて、夕食の準備にあたった農民連羽黒支部の斎藤町子さんは「こうした手作りの顔の見える交流会が本当に大切で、一番良い」と、感想を話してくれました。また、戸塚みどり保育園の杉原史子園長は「帰りのバスの中で、園児たちが“山形のおじさんたちが親切に田植えを教えてくれたことがうれしかった”と言っていましたよ」と、知らせてくれました。

(山形・庄内農民センター 菅井厳)

(新聞「農民」2010.6.21付)
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2010年6月

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