常陸野産直センター結成25周年楽しく和やかに記念式典ひらく手作り料理と踊りで元気に再スタート
1985年に設立した茨城県農民連・常陸野産直センターは、今年25周年を迎えます。「記念の会を開きたい」という声が上がり、昨年暮れから実行委員会を立ち上げて準備を重ねてきました。「手づくりのあたたかい会にしよう」と役割を分担し、準備のために何度も何度も集まって打ち合わせしました。 「自分たちが生産した野菜やきのこを使った料理を食べてもらいたい」と食材を持ち込み料理してもらったり、レセプションで披露する踊りを女性部で練習したり、テーブルの花を自分たちで生けたり、楽しみながら3月27日を迎えました。
記念式典には、産直を担当している新日本婦人の会の方々をはじめ、農民連の仲間、取引関係者、地元石岡市の市長室長さんにも出席していただきました。そしてたくさんのメッセージや祝電をいただきました。 楽しく和やかで心に残る記念式典になり、生産者の心が一つになって、また次のスタートを元気にきることができました。 (茨城・常陸野産直センター 末永明美)
薄紫色のカタクリの花に歓声埼玉県・小川町小川和紙の里として知られている埼玉県小川町にカタクリが群生していると聞き、4月6日に訪れました。約1万8000平方メートルの林にカタクリが咲き誇っていました。グループや夫婦連れが三々五々訪れ、「わ〜、きれい」「美しい」と歓声をあげながら、カメラのシャッターをきっていました。地元の人たちが昔の風景を復活させようと里山を整備して、カタクリやニリンソウの咲き誇る地域に変えたそうです。農作業のスタイルで桜の苗木を持っているご夫妻に出会いました。これから里山の畑に桜の苗木を植えに行くというので、同行させてもらいました。「定年後に耕運機を買い、畑を耕してジャガイモを作ったところ、イノシシに食われてしまった。悔しかったなあ。畑を荒らすわけにはいかないので、桜を植えています。地元の農家はイノシシの被害を受けて、何も作らなくなってしまった」と言います。可憐なカタクリの花を見ながら、一方では同じ里山でイノシシの被害をうけている現実を知らされ、複雑な思いに駆られた一日でした。 (埼玉農民連 西村正昭)
(新聞「農民」2010.4.26付)
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[2010年4月]
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