農のこころ丸山美沙夫
花びらの浮く畦川に鍬浸す 町田善一郎 桜の花が咲く頃が、本格的な春の農作業のはじまる時とも言えよう。耕す仕事も耕運機が主力だが、鍬という農具は日常的に必要で便利なものである。畑だけでなく、水路の泥を上げたり畦の補修など欠かせない。この句は、まず大事なこととして、畦ぎわの瀬で鍬を浸している場面。変哲もないそこに農の心得が。
(新聞「農民」2010.4.26付)
|
[2010年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2010, 農民運動全国連合会