備蓄米 落札価格の非公表を撤回
農民連が違法を指摘
農水省あわてて再回答
農民連が農水省に要求してきた備蓄米買い入れの落札価格の公表問題。農水省は農民連に対して3月29日付で「需給及び価格に影響を与えることが懸念されるため、公表を予定していない」と文書で回答していました。
農民連はこれに対して「決定価格非公表は法律上あり得ない」と強く抗議し、4月12日付新聞「農民」でもこの事実を1面で報じていました。
新聞を見た関係者の間にも「公表をはばかるほど安く買ったのか」「非公表は法律違反だ」など反響が大きく広がるなか、4月8日、農水省は農民連に対して前回の回答を撤回し「規定にもとづき72日以内に契約毎(ごと)の契約金額等を公表する」と回答してきました。
改めて政府・農水省の米の需給と価格に対する無責任でズサンな姿勢が浮き彫りになりました。
(新聞「農民」2010.4.19付)
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