農のこころ丸山美沙夫
鼻歌の早春賦付き耕運機 下城 正臣 句集『くまもとの人と日々』から。「耕」の語源は、土を「田返し」する田植えに備える作業のことばにあるようだ。耕運機などの機械の普及によって春の季語ともなっている。この作は、早々にはじまる農耕作業にエンジンなどを点検しているところだろうか。快調音のリズムに「鼻歌」も聞こえる。いそしむ明るさが。
(新聞「農民」2010.4.12付)
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[2010年4月]
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