「農民」記事データベース20100329-918-08

素材を生かす
旬のレシピ

日本料理店「一福」 吉松和彦


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カボチャ 《ポタージュ》

 カボチャは、栗カボチャ系の固いものが良い。おおぶりにカットして種を取り除きます。皮付きのままゆで、皮に串を刺してやわらかくなったら、1回ゆで汁を捨てます。電子レンジや蒸し器でやわらかくしてもよいです。

 鍋にカボチャと牛乳を入れ、火にかけます。沸騰したら少量の塩と砂糖を入れます。カボチャの糖度や好みもあるので、調味料は控えめに。あとで味は直せます。

 冷めたらミキサーにかけ、なめらかになるまで回します。固すぎるようなら牛乳でのばしてください。味の濃い野菜スープで、皮を使っているのでウズイス色です。

新タマネギ 《泡雪(あわゆき)ドレッシング》

 野菜サラダや肉料理、白身魚のムニエルなどのドレッシングです。新タマネギ(4、5人前で2個)の皮をむき、水洗いして適当にスライスしてミキサーに入れます。

 80〜100ccのサラダ油を入れます。「こんなに油を使うの?」と思われるでしょうが、それほど油っぽさを感じません。少量の塩、1、2個分のレモン汁を入れ、ミキサーを回します。なめらかになったらできあがり。

 冷蔵庫で2日くらい保存できます。ミキサーを回すときにセロリの葉を少量入れると、複雑な味になります。お好みでどうぞ。ふつうのタマネギで作るときは、スライスして辛味が抜けるまで水にさらしてください。

新キャベツ 《和(あ)え物》

 キャベツは年中出まわる万能野菜ですが、葉のやわらかい春キャベツは格別です。たっぷりの水が沸騰したら、適当な大きさに切ったキャベツを鍋に入れ、20〜30秒でザルに取り良く冷まします。シャキシャキ感を残したいなら、水につけて荒熱をとります。

 市販のそばつゆにねりからしを混ぜ、水気を切ったキャベツと和えてできあがり。かつお節やいりごま、千切りにした大葉を乗せてどうぞ。一番甘いところは白いしんの部分や固いところです。ここは薄くスライスするか、みそ汁や煮込み料理に使うと良いです。

(新聞「農民」2010.3.29付)
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2010年3月

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