農のこころ丸山美沙夫
物種の播かれつつはや鬩(せめ)ぎあふ 竹本 健司 俳句総合誌『俳句界』から。穀物・野菜・草花などを蒔く春の時節である。蒔付ける作物や花の種子によって、芽の出る早さは違う。だが土におろされた瞬間から芽を出すという生への活動がはじまる。蒔付けの一昼夜の違いも、土中の浅深、湿りなどによって地上に芽を出す違いも感知。「鬩ぎあふ」の絶妙な表現。
(新聞「農民」2010.3.29付)
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[2010年3月]
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